実質賃金 26か月連続前年同月比マイナス2024年07月08日 11:55

厚生労働省が2024年7月8日に発表した「毎月勤労統計調査 令和6年5月分結果速報」によると、実質賃金は前年同月比▲1.4%となった。
2022年4月に▲1.7%のマイナスを記録してから26か月連続のマイナス。

なお、先月発表された4月分の結果は前年同月比▲0.7%であったものが、今回▲1.2%に下方修正されている。もう少しでプラスになるという印象を与える数字であったのだが・・・

賃上げの成果は全く数字に表れてこない。
現金給与総額はプラス1.9%にとどまっている。昨年5月はプラス2.9%であったのだから、目立つ数字ですらない。
他方、消費者物価指数はプラス3.3%で、賃上げが物価の上昇に全く追いついていない。

政府の喧伝する賃上げはもはや大本営発表と言ってもいいように思う。国民はあきらかに貧しくなっている。岸田首相には速やかに退陣してもらいたい。