国民はモノやサービスを提供する。政府はカネを出せ。2024年01月20日 21:51

今回の災害を通して強く感じるのは、被災地以外の国民は何をすればよいのか?政府は何をすべきかということです。

いまはまだボランティアなどで被災地以外の人々は被災地に助けに行けません。せいぜいできることは、被災地に思いを寄せること、被災地のモノを買って支援すること、義援金を出すこと、くらいでしょうか。
一方、政府ができることは自衛隊などを派遣すること、被災地の自治体や被災者に財政的な支援をすること、でしょうか。

この中で重なっている”お金”について考えてみましょう。
我々一般国民にとっては、お金は大切なものです。なぜなら稼ぐのは大変だから。自分では作れません。仕事をして、何かを作って、売って、ようやく手にすることができます。
一方、政府にとってお金はそれほど大切なものではないはずです。なぜなら政府は通貨発行権を持っているから。必要なものがあれば国債を発行して支出することができます。お金がないから被災地への支援ができません、などということはそもそも起こりえないのです。
国民は政府が支出してくれるのであれば、お金をもらって必要なモノやサービスを提供することができます。それが国民がすべきことだと思います。国民の持っているお金、出せるお金には限度があります。国民から国民にお金が移転するだけでは経済は大きくならないはずです。

我々国民は日々の生活や仕事を通してモノやサービスを提供する。
政府は支出できるのだからカネを出す。
こういう役割分担が必要なのではないでしょうか。